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「優勝できる力があることを示し続けてきました」、シャーロットで次のレベルを目指すHeroic

シャーロットではEUのトップシードとなったHeroic。その能力に見合う成果を出せるか。

Image courtesy of Heroic

プレイが無かったメジャーへの出場資格を得てから約1年後、Jake “Sloth” Brownと元cowana Gamingの中心メンバーは、ついにメジャーへと向かう。

昨年のステージ1は全リージョンにとって驚きに満ちたもので、それはヨーロッパでも同様だった。Na'Viがリーグを牽引し、cowanaは3位。そしてトップ4の常連であるG2やTeam Empireはメジャー出場から遥かに遠ざかっていた。しかしシックスインビテーショナルの延期により、cowanaは世界デビューのチャンスを奪われてしまったのだった。

それから1年が経ち、彼らはステージ2とステージ3でそれぞれ6位と7位というところから復活しただけでなく、成長もしている。

Aleksi “UUNO” Työppönenが加入し、Heroicの旗の下でしっかりとした家を得たことで、違いを作ることができたとSlothは言う。「Aleksiがチームにより多くの汎用性を持ち込んでくれたんです。彼は個人を活かすのがほんとうに上手い」。

「個人的にも、私にたくさんのものを与えてくれました」とSlothは続ける。「彼は大きな岩のような人で…。つまり、私がちょっと苦戦していると、少しでも話を聞いてくれるような人なんです」。

UUNOがチームの目的をかなえる者として、そして主なコミュニケーション役として加わったことで、Heroicの新体制ではこの2人が密に連携している。Slothが言うには、彼の個人スタッツが上昇している一因はそこにあるそうだ。他の要因は、危うく放出されかけたことにある。「スプリット2の後は、しっかりするんだ、そうでなければクビだぞと言われてばかりでした」とSlothは言う。「それで私は完全に理解し、同意したんです」。

個人レベルで見たときのSlothの成長ぶりには目をみはるものがある。2021年のステージ2ではAshとJagerを使ってSiegeGGレーティング0.94だったのが、キルデス差がプラスで、レーティング1.04になった。現在は1.19だ。

成長したのはSlothだけではなく、Heroicもだ。チームは一気に躍進して2022年のヨーロッパリーグステージ1で第1位の座についた。公式にも、机上論では彼らはヨーロッパにおいて、タイトルを持ち帰るチャンスが最も大きいことになる。SiegeGGレーティングでSlothはヨーロッパリーグ4位。同地域のスター選手たちのすぐ後ろについている。一時はレーティングでリーグの首位に立っていた。

この変貌は、彼がヨーロッパリーグはチャレンジャーリーグではないと理解したところから来ている。Slothはプレイスタイルを劇的に変えなければならなかったと言う。根本的に必要だったのは、とにかくピークするのを止めて、何事もゆっくりと行うことだった。彼かのルネサンスはHeroicにも伝わった。UUNOのようなしっかりとしたIGLとペアを組んだことは、火にガソリンを投げ込むような効果があった。

しかし、ここのところ欧州全体が国際大会で苦戦している。常滑で行われたプロリーグ シーズン10ファイナルでNa'Viが優勝して以来、そこから今まで4つの国際大会がキャンセルされてきたことを踏まえても、Sティア大会では優勝していない。BDSとTeam Empireは堅実にやってきたが、Empireはロースターの中身を取り替えてしまったし、BDSも最近は苦戦している。新生G2は、見た目は有望そうだがそれを証明していない。同じくHeroicも、その点ではさらに劣っている。Rogueは今ステージでは時折り素晴らしいチームに映ったものの、出場しようにも最終日にそれをナシする羽目になってしまった。

Heroicには確かに、ヨーロッパで最もメジャータイトルを獲得するチャンスがあるように思える。彼らはこの地域のナンバーワンであり、地域内のいくつかの試合ではほぼ正確無比なプレイをしてきた。しかしUUNOだけが世界レベルで戦ったことがあり、Heroicの4選手は初出場となる。 

「勝つ気があるなら勝てるでしょう」とSlothは言った。「そこで優勝しなければならないと考える必要はありません。十分な力があれば、勝てるんです。十分な力がないなら、負けるでしょう」。

世界デビューとなる4選手を擁するチームが、初めての国際オフライン大会でどのような反応を見せるかはわからない。照明が明るすぎるかもしれない。砕け散り、燃え尽きるのかもしれないが、その経験から学びを得ることもあるだろう。チームとしてのHeroicは、時間の経過とともにより多くのメジャーに出場していることを定められており、1回目で失敗してもチームが終わるわけではない。Slothは、ヨーロッパのマントを羽織ることへのプレッシャーは感じていないそうだ。

「私たちには優勝できる力があるということを示し続けてきました。(地域)1位になることができるということを」と彼は言った。次なる一歩はシャーロットメジャーだ。