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Paluhが語るLiquidの変化とSIの準備、「Askが適応力をもたらしてくれた」

イヤー5のベストプレイヤーPaluhが、Liquidの変化とSI2022への挑戦について語る

Image via Ubisoft

成績で見ると、Liquidのそれは今年チームのロースターから2人を動かしたとは思えないものだ。シックスインビテーショナルで準優勝、BR6のステージ1と2で優勝、メキシコメジャーでのベスト4。これはあらゆるチームが欲する結果だ。 

しかし、全盛期はまだこれからと考えているLiquidにとっては十分ではなかった。最高の地位に至るために、青のロースターは経験豊富なデュオであるThiago "xS3xyCake" ReisとJoão "HSnamuringa" Deamを下げ、代わりに18歳のGabriel "AsK" SantosとPablo "resetz" Oliveiraを起用した。

LiquidのアナリストであるMarcelo "mcunha" Cunhaは、Copa Elite Sixステージ3の開幕前に、SiegeGGとのインタビューで変更の理由を明かしてくれた。AsKを「IGLとしても機能するサポート役」に、resetzを「縦にもプレイできるフラッギングパワーのあるセカンドエントリー」にして、ロースターを若返らせたかったのだ。

チームの残りのメンバーに、世界チャンピオンやインビテーショナルのファイナリストが揃っているならば、2人の未熟なプレーヤーと連携するのは容易だ。Liquidのコアである3人組は2019年9月から共にあり、そのうちの1人がイヤー5のベストプレイヤーLuccas "Paluh" Molinaだ。このブラジル人選手が、SiegeGGとのインタビューでLiquidの今シーズンを振り返る。

Paluhはこう語っている。「変化を加えたのは、私たちの目標であるシックスインビテーショナルに向けて準備をする時間があったからです。スウェーデンには出場できなかったんですが、成長し、ミスを修正する時間がありました。特にコミュニケーションでのミスですね。時々私たちはコール出しで自分たちを見失っていたんですが、ファイナルのNiP戦ではそこもうまくいきました」。

このゲームで最も才能あるサポート役であり、IGLでもある選手を、トップレベルでの経験がない18歳の選手と入れ替えるのは、シージ界ではとりわけ大きな賭けだ。Liquidは強気に出たものの、出だしは良くなかった。ロースターはNinjas in Pyjamasに完封負けし、スウェーデンメジャーを逃してしまった。

「彼らはどの面から見ても全然違う選手たちですから、始めのうちは大変でした。AsKは適応をとても好むという考えをしていて、そこが私たちのチームが本当に苦手なところだったんです。こちらは非常にしっかりと組まれた作戦を持っているのですが、NiPのようなチームと対戦するととても苦労します。向こうも何度も適応し、変えてくるからです。彼が加入してIGLになったら、そうした状況下でも非常に上手くチームをまとめてくれたんです」とPaluhは認めている。

その年齢にもかかわらず、AsKは完璧に役目を果たしているようだ。現在19歳のIGLは、このリージョンでも最高の選手たちに指示を出し、今のところはそれで上手くいっている。

彼の試合中盤での適応力と多才さは、当初の筋書きに一定の変更を加えることに苦労しているチームにとって、完璧なIGLとなっている。SexyとAsKの違いについてだが、Paluhによると、前者は「作戦を決めてそれを維持するタイプなので、チームが何か新たなものに出くわしたり、途中で選手を失うと苦労する」一方で、後者は「本当にうまく連携して、チームが負けることなくラウンドを動かし続けてくれる」という。

その根拠として、Paluhはシックスインビテーショナル2021のグランドファイナル、正確には領事館でのことを持ち出した。そのときLiquidは2-7で敗北し、程なくしてNiPが優勝ケイバーを持ち上げるのを見ることになる。「彼らはアグレッシブでした。こちらは選手を失い、うまく連携が取れなかった」。

ステージ3でのLiquidの失敗は、その後BrasileirãoファイナルでPaluhがMIBRに45キルを取ったことで帳消しとなった。しかし、現時点でのチームのベストゲームはそこから数日後のグランドファイナル、Ninjas in PyjamasとのBO5で見ることができた。若い選手たちはTeam Liquidのために一歩前進し、AsKは試合のMVPに選ばれた。一方では、resetzもKOSTで2位(75%)となっていた。

Team Liquidはこのゲームにおいて、経験、若さ、そしてクオリティの面で、現在最も強いチームの一つだ。AsKとresetzの両選手は、既にコアと溶け合い、とんでもないチームを作り上げていることを証明した。 

それだけではなく、このチームはもう試練を受け、見事にそれに合格している。結成してまだ数ヵ月にもかかわらず、既に観衆の前で様々なBO3やBO5をプレイしている。PaluhとAndré "NESKWGA" Oliveira、そしてPaulo “psk1” Augustoの3人が持つ経験は、チームとともに短くも密な時間の中で浮き沈みを経てきた若きデュオから、最高のものを引き出している。 

次に見据える目標は、スウェーデンで開催されるシックスインビテーショナルでハンマーを持ち上げることだ。しかしブラジルの覇権時代も、もう節目が近いのかもしれない。「シックスインビテーショナルはブラジルチームのものとになると思いますが、多くの変化も起きるでしょう。言いにくいことですが...、恐らく北米はもう少し良くなるでしょうし、EUには良いチームがあります。APACだってこちらを驚かせてくる」とPaluhは語った。

Liquidに関しては、Paluhは昨今の変化の大きさから、自分のチームを「やられ役」のように見ているという。「私たちはLiquidの本部でブートキャンプを行い、そこで素晴らしいスクリムをして、向上していきたいと思います」と彼は締めくくった。

Team Liquidは、2月8日から2月20日まで行われるシックスインビテーショナル2022で、OGA PIT Minor以来となる世界大会トロフィーの獲得を目指す。