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今週のスタッツ:スター誕生?パラグアイ選手が18歳で南米トップに

2021年のステージ3も6週目が終了。ここで数週間分の公式戦の中から気になるスタッツを見ていこう

Banner image: Ubisoft Brazil/Gui Caielli

リーグ戦はステージ3の終盤に至り、今週も4つのリージョン全体で驚きの戦いを見ることができた。これらの公式戦では、注目すべきプレイや目についた失点もいくつかあったので、ここで今週の結果を掘り下げつつ、各種の数字を見ていきたい。

BLKがFntzyとAstroを破り、デビューシーズンに南米トップの成績に

9月28日に18歳になったばかりのパラグアイ選手、Richard "blk" Rodriguezはデビュー戦でSiegeGGレーティング1.52の記録を打ち立ててみせた。彼の所属するMalvinas GamingはLiquidFURIAを相手にして共にオーバータイムへもつれこみ、最終結果ではスウェーデン・メジャーにあと一歩及ばなかったとはいえ、Elite Six Cupの全選手の中でblkのSiegeGGレーティングが最も高かった点は見逃せない。彼はブラジルの新たなスーパースターであるDiogo "Fntzy" Limaさえ上回っていた。

このようなレーティングが出たのは、ラウンドあたりキル数が全体平均1.14キルで、1.0キルの壁を破ったわずか2選手のうちの1人だったことにある。各試合を見ていくと、彼はFaZe戦での2マップで26キル16デス。Liquid戦ではたった1マップで22キル13デスを挙げており、両方の試合でトップフラッガーの座についている。

今回の偉業達成はかなりの注目に値し、blkは2022年の最注目選手に、Malvinasもシックスインビテーショナル2022の出場争いに加わることになる。オープン予選の主たるライバルはMIBRとなりそうで、このチームはElite SixのグループステージではMalvinasに勝利している。

なお、プロ選手としては今回がデビュー戦だが、blkは過去に2019年のサブリージョン・トーナメントでもMalvinasの選手としてプレイしている。

ステージ3のトップはHotancold。APAC Northの選手たちがトップ10を占める

主なプロサーキット・リーグ全5類が完結したので、ここでSiegeGGレーティングによるトーナメント全体のトップ選手たちを見ていこう(APACプレイオフとElite Six Cupの分は入っていない)

今ステージで世界のトップレートだったのは、アメリカのMatthew "Hotancold" Stevensだ。現在の方式で彼が北米トップになったのは2ステージ目となり、ステージ2での1.33から、今ステージではレーティング1.48と圧倒的な上昇ぶりだった。

一方Franklyn "VertcL" Corderoは、北米ステージで最も成長した選手だ。Oxygen Esportsの主要なエントリー役を担うようになり、レーティングも0.88から1.37に上昇している。

ヨーロッパでは、Stéphane "Shaiiko" Lebleuが一人でこのトップ10リストに入っている。EUのリーダーボードでトップ10に入るのも2度目のことだ。彼のすぐ下にいるのはMaurice "AceeZ" Erkelenzで、VertcLと同様に前ステージの0.79から1.23へと、パフォーマンスが大きく飛躍している。

Benjamin "Benjamaster" Dereliは今シーズンの開始時にはトップ3に入っていたが、後半のCowanaの失速もあってレーティング1.12と10位に下落している。とはいえデビューシーズンとしてはとても目立ったものなので、2022年でも引き続き、彼の名前には注目していきたい。

南米について。ステージ3のBrasileirãoトーナメントはFntzyの独壇場で、他のロースターはすっかり抜き去られていた。Fntzyのレーティングは1.33なのに、チームメイト4人は全員0.90から0.97の範囲におさまっている。

彼のすぐ下にいるのが、トップの座を狙うことが期待できる2大選手、Karl "Alem4o" Zarth とLuccas "Paluh" Molinaだ。なお、André "nesk" Oliveiraのレーティングはわずか1.06で、これまでの彼の水準からは落ちてしまっている。

最後にAPACだ。全リーグを含むトップ10リストに、多くのAPAC North選手が高いレートで名を連ねている。

しかし極めて興味深い点は、CAGの選手のうち3人がそれぞれ下位10位にいることで、片やチームのトップフラッガーであるHideki "gatorada" Nishidaの主要なピックが、FinkaとCastleという妙味のあるオペレーターであることだ。

Northや北米、EUリーグではすべて、IanaかJagerメインの選手が最高のレーティングを出している一方、APAC Southリーグのリーダーボードで上位に終わった選手の中には、専らサポート寄りの役割を担っていた選手もいる。たとえば4位のSiwa "Nerix" KaewtossaponeはThermiteとKaidメインである。

Worthyはキャリア最高のパフォーマンスでスウェーデン・メジャーへ

今週行われたAPACプレイオフで唯一のニュージーランド選手だったTrent "Worthy" Mitchell-Roseは、まさしく注目に値する結果で対抗選手たちを追い落とし、Chiefsの一直線でのスウェーデン・メジャー行きを決めている。

4マップ全体で彼はSiegeGGレーティング1.55を記録。キルデス比は2.17で、レーティング1.29で2位のライバルとなっているHikaru "Li9ht" Osawaからは大きく上放れしている。

トーナメントでの平均レーティングが1.55となったのは、Monkey HuntersやDire WolvesとのBo1の各試合でそれぞれ1.34と1.72を記録し、その後のElevateとのBo3でレーティング1.60だったためだ。最も目を引いたのは、Vigilでの1v2勝利とLionでの1v1勝利。そしてトーナメント全体でエントリー成功率が2位の高さだった点だ。

トーナメントを制したことに加えて、1.55というSiegeGGレーティングは、APAC選手としてはプロ、国内、世界のあらゆるトーナメントの中でも最大のものだ。ただし1つの例外が韓国のシーズン8。その他では、シーズン7のYsaeraがレーティング1.50と最も近い。

Mexico最高の選手が「パフォーマンスの悪さ」で放出

今週のはじめ、Fenix EsportsはArturo "XigmaZ" Vizcarraを放出するという驚きの決断を下した。彼がTwitlongerで語るには、彼の「パフォーマンス」が悪かったせいだそうだ。

XigmaZは今回のMexican ChampionshipではSiegeGGレーティング1.29と、データ上最高の選手だったので、リージョン内の多くの人々を驚愕させた。なお彼に最も近いチームメイトのレートは6位だった。

彼はキル数でもキルデス差でも首位で、エントリーキル成功数も、トップ10にいる他の選手たちの2倍も計上していた。

XigmaZのパフォーマンスが著しく落ちたと言えるのはCopa Elite Sixのときで、レーティングは0.70。しかしロースター全員が同様に落ちており、同地域のライバルであるAtheris Esportsと対戦することもなかった。

今回の変更により、FenixはサブメンバーのPabyを新たな5人目として連れてくる必要がある。XigmaZ自身は、2022年3月に次の移籍期間が始まるまで別のチームに入れないことになり、 Mexican Finals とSI2022予選の両方を見送ることになるだろう。