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「毎日違うOXGとプレイすることになります」、柔軟性と予測不可能性がOxygenの鍵

どんなときでも読めないのがOxygen、万能型のチームはSI 2022にその名を刻めるか

Image via Ubisoft

スウェーデンで開催された直近のメジャー大会では、Oxygenの成績は大いに不満の残るものだった。グループステージで大失敗し、元よりサーバー内では苦労しないような相手にも蹴散らされてしまった。 

しかし、Oxygenにはとても広い弁解の余地がある。チームのIGLであり、北米のスター選手でもあるDavide "FoxA" Bucciがコロナに罹って伏せていたのだ。 

『レインボーシックス シージ』のようなチームワークに依存するeスポーツで選手を失うことは、決まって破滅を意味する。IGLというだけでなく、FoxAのような優秀なプレイヤーを失うのは事実上の死刑宣告だ。連携の得意な選手がいなければ、連携が重要なチームはとてつもなく苦しむことになる。

勝ち負けについてざっくりと言えば、OxygenはSI 2021で5位に入賞し、ブラジル勢以外のチームとしては最後から2番にトーナメントに残っていた。その後は、世界の舞台で良い成績を収めていない。北米リージョン内では、Evan "Yoggah" NelsonとLeo "Kyno" Figueiredoをロースターに加えてからのステージ1で、わけがわからないほどの輝かしい結果を残している。しかしインビテーショナルとステージ1の後、Oxygenは地に墜ちた。 

「チームのアイデンティティーを探すのに苦労していたんですよ...。ステージ1とインビではうまくやり抜けられたことが、ステージ2ではできなくなっていたんです」とFoxAはSiegeGGのインタビューで答えている。

Oxygenのプレイスタイルは常にリスキーだ。やれ脳味噌がないだの、アグレッシブすぎるだの、相手のミス待ちのエイムに頼ったチームで戦略がないだのと物笑いの種にされてきたが、まったくそんなことはない。FoxAが言うには、確かにチームはアグレッシブだが、それはプレイスタイルから来るものだという。他のチームが作戦ファイルや準備に頼っているのに対し、Oxygenは結束力と予測不可能性に大きな比重を置いており、それが現在のメタでの成功に繋がっている。 

予測できないものに準備をすることはできない。予測が難しいという点は、北米リージョンの他のどのチームよりもOxygenの得意とするところだ。

「私たちの準備の仕方は、オフライン環境にはとても適しています」とFoxA氏は言う。

その通りだと思う。メジャーのプレイオフでは、対策や準備をしている時間はほとんどない。グループステージではなおさらだ。プレイブックに依存していない分だけ、他のチームが前の試合から得られるものも少なくなる。 

「動画データの有無にかかわらず、毎日別のOXGとプレイすることになります」とFoxAは付け加えた。 

Oxygenの高い適応力は、ステージ2の後に存分に発揮された。北米リーグのステージ1を牽引した後、ステージ2ではもがき苦しみ、メキシコメジャーへの出場を逃した。チーム内で役割を交代し、FoxAをハードサポーターに、Yoggahをフレックスに、Kynoをエントリーにした。Frankie "VertcL" Corderoの役割も変化した。 

「ステージ1で成功した部分は保ちつつ、技の引き出しや戦略、プレイの仕方にさらに深みが増す、ちょうど良い位置を見出せたと思います」とFoxAは言う。 

そして、一連の動きの成果が出た。Oxygenは北米のステージ2で2位となり、そしてスウェーデンに向かったのだ。

スウェーデンのことで、Oxygenの威光の正しさについて投票をするべきではない。彼らは足を引きずっている状態だった。そんなチームはどこだろうと警告を受けるに値する。リージョン内の大会を除けば、前回のシックスインビテーショナル以来、こちらは全力全開のOxygenを見ていない。

5月以来、世界で成功できるもっともらしいチャンスはなかったにもかかわらず、Oxygenは高い自信を持ってインビテーショナルに向かう。フルメンバーがスウェーデンメジャーにそろっていたら、Oxygenは少なくともファイナルには進めただろうとFoxAは確信している。 

FoxAは、「世界のトーナメントで優勝の見込みがある北米勢は、今のところ私のチームだけという事実を掲げます」と言った。

FoxAの言葉が予言であったかどうかは、その時が来れば分かるだろう。シックスインビテーショナル2022は、2月8日から20日まで開催される。