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「逆境に立ち向かう術を知っています」、NiP勝利の方程式は経験からの学びにあり

Ninjas in Pyjamasはシックスインビテーショナルのタイトル防衛を狙う

Image via Ubisoft/@Joao_Ferreria

Ninjas in Pyjamasが、昨年のシーズンでブラジルがシージ界を支配するのを先導したと言っても過言では無いだろう。

NiPはこのゲームでも最も経験豊富なロースターを誇っており、その核をなす3選手は、Julio “JULIO” GiacomelliがBlack Dragonsと契約した2017年の9月から共にある。4年以上ものトーナメント出場を通して、失敗や成功、その他ゲーム内でのさまざまな経験を得ている。

「あらゆることを経験してきたので、私たちはどんなものにも驚かされたりはしません」とJULIOは語る。「長い間一緒にいるのは良いことです。ゲームの内外でお互いにどうやって対処をし、他の選手たちをどうやって助けたらいいのかが分かりますから」

世界一というチームの目標に至るまでには、血と汗と涙があった。シックスインビテーショナル2020ではSpacestation Gamingに敗れ、その後2021年にはTeam Liquidに3-2で勝利し挽回を果たした。「良いシーズンでした。目標はあらゆるトーナメントで優勝することですが、安定してベスト4に入り続けることがどれだけ重要かも心得ています」。

Ninjas in Pyjamasがリージョン内のベストチームとして台頭したことで、ブラジルはシージ史において、初めてその頂点に立っている。このニンジャたちはCopa Elite Six ステージ2で優勝し、メキシコメジャーの優勝候補チームにもなった。

メキシコメジャーのグループには、オフラインではイレギュラーなパフォーマンスを発揮するDarkZero Esports、存在感に乏しいG2 Esports、そして世界大会デビューのDWG KIAが入っていた。Ninjas in Pyjamasにはグループの制圧が期待されていた。

しかし、現実はその正反対だった。結果で見ると韓国チームとG2 Esportsを相手に2敗しており、2勝できたのはオーバータイムまでもつれ込んだDarkZero戦だけだった。期待されたパフォーマンスとは程遠いもので、NiPはグループステージの6戦のうち5戦でオーバータイムに突入し、この5戦すべてで第12ラウンドを落としていたために、試合を終わらせる力の無いところを見られてしまった。接戦のラウンドでロースターがもっと上手くプレイできていれば、恐らくグループステージを突破できていただろう。

歴史は勝者がつづるものだが、メキシコメジャーに関しては、インビテーショナルチャンピオンがグループステージで早々に倒されてしまった大会として書物に記されるだろう。

BR6ステージ3では、まったく別ものになってしまったNinjas in Pyjamasが見られた。なかなか勝利が得られず、エントリーキルを獲得できず、スプリット3全体では最下位から2番目となってしまった。しかしCopa Elite Sixステージ3でTeam Liquidに2-0で勝利したことで、スウェーデンメジャーへの出場権は手に入れた。

スウェーデンはNiPの本社がある国であり、JULIOによると「みんなに会えたのは良い経験になりました」とのことだ。「たくさんのブートキャンプをこなしたみたいに、自分たちに大きなブーストがかかったんです」とその重要性について語っている。 

NiPはその手を伸ばし世界での新たな栄冠に触れようとしたものの、結果的には同じリージョンの隣人であるFaZe Clanに敗れてしまう。ヨーロッパ勢の優勝候補Team BDSとともにグループBを支配した後、ニンジャたちはプレイオフ準々決勝でSpacestation Gamingを、準決勝ではRogueをともに2-0で粉砕したのだが、この力強い躍動を唯一止めたのがFaZe Clanだった。

その3週間後、ニンジャたちはBR6ファイナルのグランドファイナルBO5でまたしても敗北してしまう。このときはTeam Liquidが、非常に強固なパフォーマンスでスウェーデンメジャーの準優勝チームに雪辱を果たした。JULIOによると、「チームはあの大会ではいくつか問題を抱えていたんですが、ともあれそれはゲームの外の話です」。JULIOはまた、Liquidはスウェーデンに出なかったので、試合に向けてより多くの準備時間があったとも語った。「あのBO5では、総じて彼らの方が上手かったというだけですよ」。

全体で見ると、2021年のNiPは有り得るすべてのシチュエーションに直面していた。インビテーショナルで成功し、メキシコで惨敗。スウェーデンでは失意に陥った。シックスインビテーションル2021で世界的な栄光を掴んだ後、メキシコで失敗したとなれば、この状況を逆転させることで満足して一年を終わらせたかったが、頂点には戻れずじまいだった。しかし、こうした経験がベストチームを作り上げる。ほんの一握りのチームが、こうした経験を乗り越え、団結して取り組もうと決意するのだ。

「今言ったように、私たちはあらゆる経験をしてきたので、敗北から立ち直る方法や、逆境に立ち向かう術を知っているんです。自分たちの試合や他の試合から多くのことを吸収し、大会期間中にも多くのことを改善します」とJULIOは語った。 

二度あることは三度あるというが、Ninjas in Pyjamasは、それが現実にならないように努力しなければならない。 少なくともスウェーデンでは。

JULIOの場合は、さらに激しい努力を積まなければならないだろう。Julioは妻との間に子供を授かっていることをスウェーデンメジャーで明かしてくれた。「万事が完璧です。男の子で、名前はNoah。5月から6月の間に生まれる予定です」。

JULIOとNinjas in Pyjamasには、2月8日から2月20日まで、2度目の世界チャンピオンタイトルを獲得するチャンスがある。