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「SIに向けた準備は整っていると思います」、念願の世界大会にElevate準備万端

ついにElevateが世界大会にやってくる。どんなことに期待しようか

Image via Elevate

どうやら今回は、ついにElevateが邪魔をされずにオフライン世界大会へと向かえそうだ。今回はビザがらみのサプライズもなければ、Invictus Gamingがやって来てその席に座ってしまうようなこともない。

Elevateにとって、世界大会への出場は長い戦いだった。2021年を通して7回も挑戦していたのだ(ただし、そのうち6回は自分たちの失敗で逃していた)。DWG KIAとInvictus Gamingは合わせて5回彼らを阻み、Elevateはオフライン大会を「避ける」という呪いを断ち切るべく、努力をしなければならなかった。

しかしElevateは世界大会の出場資格を得ただけでなく、あらゆる世界大会の中でも最大のもの、シックスインビテーショナル2022への出場権を手に入れた。SIポイントの順位表ではトップ16チームのうち8位で終えているので、何にせよ侮らない方がいい。

「オフライン、つまりメジャーには2回手が届きませんでした」とParamin "Onigiri" SuwanwattanaはSiegeGGとのインタビューで、チームの奮闘ぶりを笑いながら語ってくれた。「私が見た限り、だいたいが小さなミスだったんです。4v2の状況で数的優位を得ていながら負けてしまう、みたいなね」。

Elevateの、あるいはAPAC Southのファンならば、Onigiriが何を言っているのかすぐに分かるだろう。1つのひどい実例としては、APAC Southステージ3の最終節で、ElevateはiGに対して2v5からの逆転を許し(スコアボードは7-7だった)、Sweden Majorへの直接出場権を取られてしまったのだ。

「そこが今まさに、SIでは起きないように修正している問題なんです」とOnigiriは説明する。「数的優位があるときに、ピークしすぎてしまうんですよ」

しかしそのアグレッシブさは、絶対的な特徴とまではいかないが、Elevateや他のタイチームの主産品だ。APAC Southの他の選手たち、たとえばInvictus GamingのJeremy “HysteRiX” Tanが以前述べていたことだが、アグレッシブな相手と戦うのは、難しくもありストレスを感じるものだ。たとえ高度に連携が取れたチームであっても。

Elevateの選手たちは、自分たちのガンファイト能力に絶大な信頼を寄せているとOnigiriは言う。しかしそれは、ピークをし続けて優位性を捨ててしまう場合は諸刃の剣となる。当てにしすぎないようにすることが、タイの選手たちにとって重要な争点となっている。

しかし具体的に、数的優位が取れるそのアグレッシブさを失わないようにしつつ、それでいてラウンドを投げてしまわないように平静さを保つための、Elevateの計画とは何なのだろうか?

「ちょっと面白い話なんですが、私はスクリムをしている間、コーチに個人的に配信をしているんです」とOnigiriは語り出した。続いて彼は、恐らくこの世で最もユニークなモチベーション喪失テクニックを明かしてくれた。「もし私たちがそういう(数的優位な)状況にいて、誰かがピークしたら、その選手を減給にするんです」。

このやり方がどんなに馬鹿馬鹿しく聞こえるかは言うまでもないが、Onigiriはすぐさま(笑いながら)さらに詳しく教えてくれた。その罰金は単独でピークをした者にのみ適応され、1回につき1米国ドルだけ引かれるそうだ。とはいえ、舞台はシックスインビテーショナルだ。つまりはそこに尽きる。馬鹿げたやり方でも、上手くいくなら馬鹿げていない。

彼ら自身、浅くもあり魅力的でもあるユニークな手法としているこうしたやり方は、Elevateに世界大会デビューの自信を与えるのに確かに役立っている。2021年の失敗の数々を真剣に確認したうえで、今年のインビテーショナルでは衝撃を与えようと決意している。

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「2ヵ月の研究を経て、(数的優位の場合での)自分たちのミスを修正できていると感じています」とOnigiriは言う。「SIに向けた準備は整っていると思います。だからベストを尽くします」。

加えて、準備するうえで重要なのは、手の内を読まれないようにしておくことだ。最後にトップレベルで試合を行ってから3ヵ月が過ぎており、その点が彼らの助けになっている。Onigiriは、APAC Southのステージ1で首位に立った後、他のチームが素早く切り替えて彼らを倒すことに集中してきたことと、そのためにメキシコとスウェーデン、両方のメジャーに行けなかったことを強調した。

「SIではちょっと面白いものを出しますよ」と、その顔に意味深な笑みを浮かべて彼は言った。

同じグループには、BDS Esport、DarkZero Esports、FURIA Esports、そして北米最後の予選突破チームが入っている。2月8日からスタートする、Elevateの世界デビューをお見逃し無く。