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DWG KIA、インビテーショナル決勝を目指し「一歩ずつ」取り組む

APACに突如、インビテーショナル制覇を大いに見込めるチームが現れた

Image via Ubisoft/Kirill B.

昨年11月の出来事の後、スウェーデンは多くのDWG KIAファンにとって思い出深い地となっている。そこは多くの人々が、痛みを忘れたいと願っている場所でもある。

DWGは、彼らにとってほんの2回目の世界大会、チームとして3度目となるトップレベルでの戦いで『レインボーシックス シージ』の世界を驚かせた。APAC Northでは圧倒的な強さを見せ、Sweden Majorでは同胞のSANDBOX Gamingを抜き去ってグループリーグを突破した。

最終的にチャンピオンとなるFaze Clanをも、その並外れたスタイルであと一歩のところまで追い詰めていた。このとき試合は最終マップの最終ラウンドまで来ており、DWGは1v1の、銃弾1発分の差で勝利を逃していた。

この重要な戦いに敗れた選手Byeonguk "RIN" Jangは、試合が終わった瞬間ステージで崩れ落ちた。もしここで勝っていれば、APACから初めて世界大会のグランドファイナルに進出するチームになれるはずだった。

RIN。DWG KIAのSweden Major決勝進出がかかった1v1を落とした瞬間  (Photo: Ubisoft/Kirill B.)

「あの敗北には、みんな本当に悲しい思いをしました」と、DWG KIAのGwonjae "HoundBird" JangコーチははSiegeGGのインタビューで振り返る。「ですが良くも悪くも、スウェーデンでのことには不合理な考えに縛られていません。私たちはそれを(今後の成功のための)足がかりと見ています」

Sweden Majorの出来事だけでDWGの株価は急騰し、彼らが世界最高のチームの一つとみなされたことにHoundbirdは「感謝」しているという。グランドファイナルでのNinjas in Pyjamasよりも激しくFaZeと競ったことで、多くの人々がDWGをまったき優勝候補チームの一つとして挙げ始めており、SANDBOX のキャプテン Seongsoo "EnvyTaylor" Kimも、DWGのことを SI 2022で最も優勝の見込みのあるAPACチームとして推している。

このチームは、2021年シーズンのスタートまで2週間もないというところで、オリジナル・ロースターの大半を放出し、4人の新選手やコーチと契約したチームと同じところとは考えがたい。

「最初から、可能な限りの最短時間でインビテーショナルへの出場を果たしたかったんです」とHoundbirdは明かしてくれた。「Mexico Majorでは準々決勝にたどり着き、Sweden Majorでは準決勝...なので、一歩ずつ進んでいる感じです。今度の目標はグランドファイナルに進出することです」

しかしAPACのチームとしては当然だが、Houndbirdはこのリージョンの他のチーム(SANDBOX Gamingと特にCYCLOPS athlete gaming)にもSI 2022のタイトルを獲得する力があると強く指摘する。

その言葉は、2022年には間違いなく実現する可能性がある。CAGはMexico MajorチャンピオンのTeam oNeから最も手強かった相手と謳われ、DWG KIAはSweden Majorチャンピオンに極限まで迫り、SANDBOXはDWGにとって国内では常に打倒すべきチームとなっている。

Houndbirdコーチ。Sweden Majorにて (Photo: Ubisoft/Kirill B.)

「(8月と11月のメジャーでは)決して過小評価されていたわけではないのですが、今では私たちの努力、つまり血と汗と涙がようやく評価されるようになりました」と、Houndbirdは期待が高まったことへのプラスの面を語る。「しかし他人からの期待に応える必要があると感じているので、(今では)プレッシャーもあります」。

しかし、DWG KIAの力に対する世間の認識が変わったことで、韓国勢全体が楽観的になれるわけではない。2021年の2つのメジャーで対戦チームはDWGを過小評価しなかった、とHoundbirdは言うが、チームへの期待が劇的に高まったことで、選手たちはプレッシャーを感じ始めているという。

今日までの2021年シーズンを通して、何かにつけてはやられ役として見られていたDWG KIAにとって、それは新鮮な感覚だ。この感覚に最も近いのはMexico Major前の緊張と思われるが、彼ら韓国チームはこのときの大会で、現在の世界チャンピオンであるNinjas in Pyjamasを相手に連戦連勝している。

Houndbirdによれば、シックスインビテーショナルに向けた今回の下準備もほぼ同じだという。

「プレッシャーは同時にプラスの役割も果たします」と彼は言う。「他のチームがどんな風にプレイしているのか、ほんの些細な部分まで掘り下げられるようになるんです」。

DWGが有力な優勝候補として見なされることで、期待やプレッシャーが増すだけでなく、戦術面での綿密さも引き締まってくる。今となっては、彼ら韓国チームの攻撃時の動きや守備の組み方が人々を驚かせることはない。すなわち何を行うにも、凡ミスを含めてどんなミスもしてはならないことを意味する。

HoundbirdはDWG陣営の秘密の計画についてそれとなく仄めかしつつ、チームは戦略を再構築する以上に、弱点の解消に主に取り組んできたことを明かしてくれた。

Ninjas in Pyjamasと再び対峙し、タイトル防衛のかかった世界チャンピオンを下すべく、DWG KIAはSI 2022に向かおうとしている。APACによるタイトル獲得の悲願をその肩に背負っている。彼らは成功するだろうか。それは2月8日から20日までの12日間だけが知っている。