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「オフラインでも戦えることを見せたいんです」、Dokiが語るNAVI浮沈の1年

メキシコで砕け散ったNAVIだが、次のスウェーデンでは真逆の結果になるのかもしれない

Image via Ubisoft/@Kirill_Vision

Natus Vincereの2021年シーズンは、竜頭蛇尾なものだった。

Na'Viは3月、Luke “Kendrew” KendrewとJoe “Joe” Crowtherに代えて、Nathan “Nathan” SharpとRickard “Secretly” Oloffsonを加入させるという大胆なリスクを取った。このギャンブルは初めのうちはうまく運び、チームはBDS Esportを抑えて欧米リーグ・ステージ1のチャンピオンの座に輝いた。

しかし、この幸先の良さは幻であったことが判明する。その後のステージ2は3位で終え、メキシコではグループステージで早々に敗退し、Na'Viは低迷する。ポイント争いで敗れてSweden Majorへの出場を逃し、欧州リーグファイナルへの出場権も失うところだった(このときはVitalityがラストスパートをかけたが、彼らフランス勢の手からは逃れることができた)。 

「私たちは単に、少しずつ失敗を重ねていっただけなんです。ステージ1のときにはなかった問題が出てくるようになった。プレイがお粗末だったとは言いませんが、とにかく調子を落としたんです」とJack “Doki” Robertsonは語る。 

メキシコでチームが非難されたのは、まず間違いなくその点なのだろう。Natus Vincereの成績は非常にしっかりしたものだったが、それでも終わってみるとゼロ勝で帰国している。格好の例がFURIA Esportsに7-8で敗れた試合で、このときはブラジルチームに3ラウンドでクラッチを決められていた。

「あれはツイてなかった。私たちは少し神経質になっていて、経験もなかった。ばかなミスをしましたし、個々のプレイングもうまくいかなかった。私自身が特にね。そこを修正していければと思っています」とDokiは説明してくれた。

Doki が言うには、チームはメキシコのことを多くの貴重な経験が得られた大会としており、そこから学びを得ているそうだ。1年の終わらせ方を見るに、励みになるとは言えない結果だが、時間と努力で解決できないことはないともDokiは語る。 

旧大陸でも最大規模の団体について話ができるのは幸運なことだ。Natus Vincereは、スウェーデンに旅立つ前にブートキャンプでの練習を提供することで選手たちを支援している。現在はベルリンで活動しているこのチームには、スウェーデンへの遠征前に2週間のハードワークがある。

ブートキャンプこそ、このチームに必要なものなのかもしれない。コミュニケーションは重要で、Natus Vincereのミスの一部はそこにつながっていると思われる。Dokiにとってブートキャンプの機会があるのは「とても貴重なこと」で、メキシコ遠征前のチームにはなかったことだ。昨今ではFaZe ClanやTeam oNeのようなチームが世界大会で優勝するのを見てきたが、これらのチームはシナジーとシステム作りに取り組むことを決めており、成功に至る道のりではそれらが極めて重要であることが後に証明された。Na'Viも経験とシナジーを混ぜ合わせつつ、選手同士の絆をつくることが必要なのかもしれない。

「ゲーム内で集中する以前に、私たちはゲームの外でも良いチームでいる必要があるんです。私たちは多くの時間を共に過ごしていて、たとえば前回のブートキャンプではレーザータグに行ったりしました。それが良いシナジーを生んでいます」とDokiは言う。

「オフラインでも戦えることを、何としても見せたいと思っています。特に前回のパフォーマンスはお粗末なものだったので」とDokiは認める。Natus Vincereにとってはそこが最も重要な目標であり、メキシコ後の贖罪とも言える。ロースターはカメラに映らないところでの進歩を見せたいようだが、前述した取り組みを経て、SI 2022は彼らが一歩先に進むところを見られる大会となるのかもしれない。きっと進歩はしているのだろう。それを結果で示すことが非常に重要であり、特に大舞台においては、すべては選手たちの手にかかっている。 

Natus Vincereは、2月8日から2月20日までスウェーデンで開催されるシックスインビテーショナル2022で試合を行う。シージ競技シーンでも最大規模のこのイベントには、2020年大会以来2度目の出場となる。