賞金総額1,500万円を誇るJapan Championship 2021 (RJC)は、東京ビッグサイトを舞台に、10月28日から31日まで無観客でのオフライン・ファイナルラウンドを開催する。
日本のベスト12チームによるこのトーナメントに向けて、以下にその全情報をお届けしよう。
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出場チーム
日本のシージ競技シーン最大のトーナメントであるRJCは、9月にその予選がスタートし、8チームが勝ち残った。この8チームに、Rainbow 6 Japan League 2021 (RJL) のベスト4チームを加え、今年の「ファイナルラウンド」が行われる。
RJC予選を突破した8チーム
- EVA: e -- ekus99, Maavi, Reira, SIFTY, amb3rxd, Y4
- BLUE BEES -- polung, RuRn, Nellfq, sayochan, YOWAMU
- Gyogun -- IREBA, K3rry, NoeXr, Lambor, O-iOcchan
- ORTHROS GRIT -- Siru, Vbort, Acerola, Mqo, Tyopiii, Karu2k
- Zepto -- TaiyoGA33, Pyon, Wqsyo1, REChaaaaN, LuA
- Crest Gaming Lst -- ariya, Eclair, RABBIT, Ruruta, Wh1skey, OkOmEsH
- DONUTS USG -- Kawa, Perro, DD, Rento, Aokayu
- REJECT -- Window, solty, VaNiSh, NoTimeGG, Take, tadaNiki
RJL 2021のベスト4チーム
- Cyclops athlete gaming -- Anitun, SuzuC, gatorada, BlackRay, Ayagator, Fuji3 (Coach), Hybrid (Analyst)
- Sengoku Gaming -- A1kyan, YahooN, ReyCyil, Ramu, febar, Sironeko, Norio (Coach)
- FAV gaming -- Taipon, Afro, ShiN, No2, K-RAISER, Luugator, OdeNMiso (Coach)
- GUTS Gaming -- Lily, JJ, Li9ht, Yura, Merieux, cloud (sub), Joghurt (Coach)
疑いなき優勝候補は、Cyclops athlete gaming (CAG)だ。このチームはRJC 2020のチャンピオンであり、RJL 2021で14勝無敗という信じがたい成績を残したチャンピオンでもある。APAC Northステージ3では4位となり、その後プレイオフで敗退してスウェーデン・メジャーへの出場はかなわなかったものの、持ち前のユニークさを取り戻してくれれば、日本国内のシージにおいては向かうところ敵なしだろう。
Sengoku Gaming (SG)もファイナリスト候補に挙げられる。彼らはRJL 2021の準優勝チームであり、来たるAPAC North入れ替え戦での有望なチャレンジャーだ。グランドファイナルまでCAGと対戦することはないため、SGが組み込まれた対戦表の右の山は、彼らにとって比較的「良い」顔ぶれと言えそうだ。ただしFAV Gamingを忘れてはならない。FAVはAPAC Northステージ3では予想外の低調さで8位となり、入れ替え戦への出場も既に決まっているものの、新選手LuugatorもいるためRJC優勝の見込みは今なお十分にある。
挑戦者たちの真価については、全く不明と言って過言ではないだろう。元Luster7ロースターから成るBLUE BEESは、夏のオープン予選(RJO)シーズン2における優勝チームで、DONUTS USGはRJOシーズン1の準優勝チームだ。いずれもファイナルラウンドに至るまでに、令和ゲーミングやLag Gamingといった多くの有力なチームを倒している。
活きの良い新チーム・魚群は元モバイルバッテリーのロースターで構成されており、 ORTHROS GRIDとともにその才を発揮し、予選ではYoshimoto Gaming LamyやNORTHEPTIONといったプロチームに勝利している。今年の10月は、日本のシージ界における新世代の誕生が見られるのかもしれない。
一方、対戦表の左の山には有力チームがすし詰めになっている。予選が終わった直後に行われた悲劇的な抽選会により、こちら側にある6つの枠には、RJLの7チームのうち実に5チームが集まってしまった。
RJLで5位となったREJECTは、2021年のシーズン開始時はチャレンジャーの一人にすぎなかったが、RJLでの苦しい試合を乗り越え、tadaNikiのような新選手も加えつつ急速に成長。2022年のAPAC Northリーグ入れ替え戦にも出場が決まっている。彼らのすぐ隣にいるEVA:eもまた、対戦表上ではCAGと激突する可能性がある。EVA:eはRJLでは8位に終わり、RJL 2022の入れ替え戦に組み込まれはしたものの、予選をグループ1位で突破と、今なおその実力を証明し続けている。
GUTS Gamingはステージ3で2位となり、あと少しでスウェーデン・メジャーに手が届きそうだったが、プレイオフでDWG KIAに敗れその機会を逃している。しかしながら、シーズン中盤でリーダーのCrazyPapiyoNが、かの名選手Merieuxと入れ替わったことにより、撃ち合いと戦術の両面でさらにバランスの取れたチームとなっている。そんなGUTSが対戦するのはCrest Gaming Lst (CGL)だ。CGLもまた堅実な撃ち合い能力を持った成長株で、RJLの後半戦からは、若くして熟練したガンファイターのOkOmEsHが加わったこともあり、RJCでも予期せぬドラマを生む可能性がある。
最後に紹介するZeptoは、RJOシーズン2の準優勝チームであり、国内最大級のアリーナへの出場が長らく待ち望まれていたチームだ。彼らもまた、この秋に番狂わせを起こしてくれる可能性を秘めている。
大会日程
RJC 2021ファイナルラウンドは10月28日から31日まで、以下の日程で開催される;
- 10月28日
- 第1回戦 (1/2):
- CAG vs REJECT
- GUTS vs CGL
- SG vs BLUE BEES
- 第1回戦 (1/2):
- 10月29日
- 第1回戦 (2/2):
- FAV vs ORTHROS
- 準々決勝 (1/2):
- EVA:e vs (CAGまたはREJECT)
- Zepto vs (GUTSまたはLst)
- 第1回戦 (2/2):
- 10月30日
- 準々決勝 (2/2):
- USG vs (SengokuまたはBLUE BEES)
- Gyogun vs (FAV またはORTHROS)
- 準決勝 (1/2):
- 準々決勝 (2/2):
- 10月31日
- 準決勝 (2/2)
- 3位決定戦
- グランドファイナル
全試合BO3。日本のキャスター陣による試合配信は、レインボーシックス日本公式YouTubeチャンネルで視聴できる。RJCを主催するX-MOMENTのYouTubeチャンネルでは、ゲストによるサブ配信が行われる。
賞金・RJL入れ替え戦出場権
RJC 2021の賞金総額1,500万円は、以下のように分配される;
-
優勝 -- ¥8,000,000 / RJL入れ替え戦参加権*
-
準優勝 -- ¥4,000,000
-
3位 -- ¥1,500,000
-
4位 -- ¥500,000
-
5~8位 -- ¥250,000
(*RJLやRJOを通して既にRJL入れ替え戦への参加権を持っているチームは、これを獲得しない。RJCファイナルでベスト8に入ったチームのうち、最上位の1チームに参加権が与えられる。ベスト8が除外チームで占められる場合、RJOでの順位が最上位のチームが参加権を得る。詳細は大会規約を参照)
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