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今週のスタッツ:Psychoのエントリーキルが史上最低 / 2度も降格した選手 など

2021年のステージ3も5週目が終了。ここで今週の35試合の中から気になるスタッツを見ていこう

今週のスタッツ:Psychoのエントリーキルが史上最低 / 2度も降格した選手 など

ステージ3は終わりを迎えつつあるものの、今週も4つのリージョン全体で驚きの戦いを見ることができた。これらの公式戦では、注目すべきプレイや目についた失点もいくつかあったので、ここで今週の結果を掘り下げつつ、各種の数字を見ていきたい。

中南米

Ninjas in Pyjamasのロースターは現在苦戦中で、BR6リーグ・ステージ3のみの記録では8位に終わっている。今ステージの主な問題点は、Gustavo "Psycho" Rigalがエントリーキルを取れなくなっていることだ。オープニングキル成功数が4回なのに対し、オープニングデスは20回、その差分値はマイナス16だ。

他と比較してみると、ブラジルリーグで彼の次に悪いのは、FURIAのRennan "R4re" Silvaのマイナス7。世界で比較すると、G2のLucas "Hungry" Reichが持つマイナス10が最も近い。

The BR6 Stage 3 2021 stats ordered by worst entry KD
2021年ブラジルリーグ・ステージ3のスタッツ(エントリーキル成功数が低い順)

中南米全体で、彼と同じくらいエントリーキルとデスの差分が悪い数字を探してみると、シーズン10のElevateまで遡る。そのときはLucas "Zyon" Paisanaがマイナス24。Psychoはマイナス15でそのすぐ後ろについていた。

しかし今ステージは8マップでのプレイなのに対し、これは16マップでの統計だ。そこで世界全体を見てみると、シーズン10より後にPsychoよりも悪いプレイヤーが一人だけいた。2020年のステージ2でプレイした、ChaosのAleks "VITO" Lyapunによるマイナス17だ。もっとも、彼もプレイしたマップ数はPsychoより多い。

The Pro League Season 10 entry stats ordered by worst entry KD
旧プロリーグ・シーズン10のスタッツ(エントリーキル成功数が低い順)

これは極めてPsychoらしからぬ、そしてNiPらしからぬ事態だ。チーム全体で見ると、現在のプロリーグ・フォーマットに引き継がれて以降、エントリーキルの差分値は最低でもマイナス4回。シックスインビテーショナル2021では、Psychoはエントリーキルの差分でプラス17回とチームを導き、ステージ2でもプラス7回を確保していた。

Psychoのチームメイトを見ると、João "Kamikaze" Gomesもまたチームの最低記録を更新し、今ステージではマイナス6回となっている。つまりPsycho一人が悪いわけではないようだ。チームの主たるエントリー担当Gabriel "pino" Fernandesのプラス2回というのも、短期間サブ選手だったシーズン10まで遡っても彼の最低記録になっている。

The BR6 Stage 3 2021 stats for just NiP
NiPの選手たちの2021年ブラジルリーグ・ステージ3のスタッツ

明らかにチームは、個人のパフォーマンスでも結果の面でも、過去2、3年ぶりの低調さを示している。これは各試合がシード権争いでしかないために、NiPが今ステージに集中していないことが原因なのか、それとももっと根本的な、チームのキル能力を損なわせている要因があるのだろうか。来週はElite Six Cupもあることを踏まえ、ここで考察をしていきたい。

世界のオペレーター・スタッツ

4ヵ月前にAshのメインウェポンが弱体化され、3発のブリーチング弾が2つに減った後、SiegeGGでは競技シーンにおける彼女のピック率が2/3に落ちたことを報じた。世界全体でのピック率は、80.7%からたったの27.2%になったのだ。今ではもうこの変更に適応したと言えるほどの時間が経ったため、もう一度ピック率を調べたところ、興味深い結果が得られている。

10月7日の時点でのAshのピック率は、既に低かったステージ2よりもさらに39%下がっている。弱体化前のステージ1の水準から見ると、全体で4/5、正確には79.4%低下している。

Ash's pick rate in each region
各リージョンでのAshのピック率の推移

ヨーロッパリーグ(EUL)とブラジルリーグ(BR6)ではAshでのプレイが若干増加しているものの、この2地域でのピック率はステージ2の時点で最低ラインに達していたからだ。一方APACは、ステージ2ではAshに優しかったこともあり時間差があったが、今ではヨーロッパやブラジルに合わせるようにピック率が65%以上下がっている。

4ヵ月前と同様に、ステージ1でAshメインだったプレイヤーたちを見ていくと、その結果も極めて興味深い。

The operator picks for each Stage 1 Ash main for each region
各リージョンのステージ1でAshメインだった選手たちの、ステージ2および3での最多オペレーターピック

最初のうちはZofiaが新たな「アタッカーの女王」となっていたようだが、時間が経ってみると、4つのリージョンすべてがヨーロッパの考え方に合わせたかのように、キル取り役としてのオペレーター選択では現在Ianaが支配的になっている。

ステージ1と比較すると、彼女のピック率はAshナーフ前から急上昇しており、Zofiaは実際には低下している。IanaはAshの代役になるすべてのオペレーターと比べても最高のピック率で、ThatcherやHibanaもAshを上回ることが普通になっている。

Ash, Zofia, and Iana's pick rate change between Stages 1 and 3
ステージ1から3までの、AshとZofiaとIanaのピック率の推移

これらは何を意味するのだろうか。弱体化されたことに過剰に反応してしまったわけではなく、Ashは本当に終わってしまったのだ。さらに言えば、世界中が今や、彼女の代役はZofiaよりもむしろIanaであることに同意している。

世界のプレイヤー・スタッツ

今週はHeroicの自動降格が決まり、Jonathan "spokeN" Nolascoは、ヨーロッパ、中南米、北米における「2度降格した選手」リストに加わった(現在15人)。

このグループに入っているAlexander "Skys" Magorは2018年に復活したものの、入れ替え戦で敗北、または自動降格した選手たちの数は、3つのリージョンでどちらのケースでも今なお増え続けている。

そのシーズンで降格し、次のシーズンでも降格した選手は現在3名で、SkysとDavid "p0Lo" Gómez、Rémi "aPPROX" Ayari がこれに当たる。

「2度降格した選手」の全体リストは以下の通り。APACのプロリーグは他の3つのリージョンとかなり異なるフォーマットだったため、ここには含まれていない。

  • Hansen: Epsilonでのシーズン 1とVitalityでのシーズン 5
  • P0lo: Barrageでのシーズン 4とgBotsでのシーズン 5

  • Jahk: Epsilonでのシーズン 1とOplonでのシーズン 7

  • Skys: CLGでのシーズン 7とObeyでのシーズン 8

  • aPPROX: Oplonでのシーズン 7とVitalityでのシーズン 8

  • fk1gCR: INTZでのシーズン 6とpaiNでのシーズン 9 

  • Zyon: semXorahでのシーズン 4とElevate S10

  • RevaNENEMY: Vitalityでのシーズン 5とPENTAでのシーズン 10

  • Bounssi: ENCEでのシーズン 7とGiFuでのシーズン 10

  • Mity: Red Candidsでのシーズン 7とElevateでのシーズン 10

  • Levy: BDでのシーズン 8とElevateでのシーズン 10

  • Cryn: NaViでのシーズン 9とChaosでのシーズン 2020

  • SpokeN: Oplonでのシーズン 7とHeroicでのシーズン 2021

Skysは北米で唯一この称号を叙されている選手で、15人のうち9人はヨーロッパの選手だ。このようになる主たる理由は、ヨーロッパではチャレンジャーリーグを抜けてきたチームが入れ替え戦で勝つことが多く、片や北米では入れ替え戦が行われないか、過去4シーズンのうち3シーズンのそれが概ね短めだったことが挙げられるだろう。

このリストで恐らく最も興味深い点と言えば、現役のシックスインビテーショナル・チャンピオンMityと、同じく現役のメジャー・チャンピオンJuliano "Levy" Andradeが入っていることだ。

(プロリーグ史全体でスタッツが最低だった選手はZyonなのだが)この2名はシーズン10でのElevate時代、一緒に2度目の降格を果たしている。プレイヤーとしての才能はあったはずだが、この年はそれをチームとしてうまく機能させることができなかった。

Elevate's stats for Season 10
シーズン10でのElevateのスタッツ

上に記載した選手たちのうち、6名は今なおプロチームで活躍している。MityはNiPのコーチで、LevyはoNe、Pascal "cryn" AlouaneはRogue、SpokeNはHeroic、SkysはSSGの選手、そしてCyril "jahk" RenoudはNa'Viのコーチを務めている。

この先、年末には他にも4人の選手がリストに加わる可能性がある。SantosのDaniel "Lend4" Ferreira、AstralisのKevin "Easilyy" Skokowski、そしてSecretのAlex "SlebbeN" NordlundとSantino "Gomfi" Meulenaereだ。

Secretの2人は、デュオとしてリストアップされるのは3組目で、複数のリージョンで降格した初の選手になる。3回降格した選手はまだいないが、誰もが嫌がるその初代の座も、いずれは埋められることだろう。