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Elemzje「優勝候補だとは思っていませんが、頂点に立てる力はあるでしょう」

5月11日からパリで開催されるS.I.2021に向けて、SiegeGGはBDS EsportのElemzje選手にインタビューを行った

Elemzje「優勝候補だとは思っていませんが、頂点に立てる力はあるでしょう」

来月開催されるシックスインビテーショナル2021は、BDS Esportにとって今後二度とない大会となるだろう。

その一つ目の理由は、今回は例年の開催地であるカナダ・モントリオール以外の場所で行われる、最初で(恐らく)最後の大会であること。二つ目は、新たな開催地となったフランス・パリは、彼らのホームであること。そして三つ目。これは何よりも残念なことだが、新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、かの評判高いフランスの観客がいないことが挙げられる。

今回のインビテーショナルは、BDS Esportにとっては2回目のインビテーショナルだが、アナリストやファンたちからすれば、優勝候補の第1ピックとして彼らの姿がすぐ目に留まるだろう。

シックスインビテーショナル2020でのBDS Esportのロースター。左から、Shaiiko、Elemzje、rxwd(後にBirdと代わる)、RaFaLe、Renshiro

それまで順風満帆だったBDS Esportは2020年、ESLプロリーグのシーズン11前半を3勝1敗3分という成績に終わったことで、優勝候補からは遠ざかっていた。しかし苦戦を強いられながらも上位でフィニッシュし、序列4位としてインビテーショナルへの出場を果たした。

今回、欧州最強チームとして臨むフランス人ロースターは、大会の優勝候補と目されている。ヨーロッパリーグ・ステージ1で首位となったのはNatus Vincereだが、BDSは2位ながらもポイントは同数で、イギリスを拠点とするチームの方は予選を突破できなかったからだ。

BDSの運命を変えたのは、チームのキャプテンだったMorgan "rxwd" Pacyを外して、Team VitalityのLoïc "BriD" Chongthepを採用したことだ。これによりチームは一変した。

プロリーグのシーズン11を最下位で終えていたロースターは、2020年のヨーロッパリーグ・レギュラーシーズンと、8月のメジャーの6試合を通じて全体1位。11月のメジャーとEULファイナルを2位でしめくくった。

今シーズンは、Stéphane "Shaiiko" Lebleuが全体レーティングとキルデス差においてそれぞれ3位と2位。Olivier "Renshiro" VandrouxはエントリーフラッギングとKOSTがともに5位。Adrien "RaFaLe" RutikはKOSTカテゴリーのトップで、BriDについては2番目に多いプラント成功数を計上している。

上述した通り、BDSは個々のスキルにおいても最強チームの一つであり、Elemzjeは彼らを結束させるのに必要なIGL(ゲーム内リーダー)の役割を果たしている。

SiegeGGは、BDSチームの試合への取り組み方や、シックスインビテーショナル2021に向けての準備について、Elemzjeから話を聞かせてもらった。

あなたのチームは今シーズンも非常に素晴らしい成績を残し、他のチームも成長したにもかかわらず、今なおベストの地位にいます。これだけ安定している秘訣は何でしょうか?

秘訣は、チーム内で良い仕事ができる雰囲気を保ちながら、チームとして成長したり、ミスを修正したりすることだと思っています。

あなたのチームは、昨年にrxwdをBriDと入れ替えてからはロースター変更を行っていません。BDSの場合、ロースターが一貫しているというのはチームにとってどのような意味を持つのでしょうか? 新しい選手とうまくやっていけるかどうか心配せずに済むということでしょうか。それとも、試合中お互いにテレパシーで通じ合えるということでしょうか。

私たちは長期的な計画を組み立てようと考えているので、一貫性は非常に重要です。何ヵ月も同じメンバーで一緒に仕事ができるというのは、チームで問題を解決し、プレイングを素早く向上させるのに役立ちます。チームメンバー全員のことを知っていて、それぞれが特定の物事に対してどのように対処するかも分かっているので、楽なんですよ。

今シーズンでは敗北が2回。BDSのベストマップである「オレゴン」で、Na'ViとCowanaにオーバータイムで敗れていました。各試合の敗因は?

私が思うに、オレゴンで2回も負けたのは、こちらの動きがあまりにも予測しやすかったからですね。どのチームも、うちが最も得意とするマップでの試合運びをチェックしていたんだと思います。今後さらにサプライズを起こすためには、マップの使い方を変える必要があるでしょうね。

今回のシックスインビテーショナルは、皆さんが唯一の開催国チームです。これにはどんな利点があり、また地元パリで優勝候補チームの一つとなることについてはどう感じていますか?

正直なところ、優勝候補だとは思っていませんし、今大会はいつにも増してどのチームも優勝候補と言える特殊な大会だと思っています。もちろん、フランスでプレイするのはフランス人である私たちのモチベーションを高めてくれます。新型コロナウイルスの状況下なのは残念です。フランスの観客はとても素晴らしい人たちですから。

今大会の優勝候補であることに大きなプレッシャーを感じていますか?

いえ、今大会でプレッシャーを感じることはないでしょう。ここ数ヵ月のヨーロッパでは確かに私たちがベストだったと思っていますが、今言ったように、どのチームも優勝に値しますから。大会はオフラインで、オフライン環境だと試合の進め方も異なるので、どのチームがうまくやれるかとりあえず見ていきしょう。 

変更されたインビテーショナルのフォーマットについての意見と、グループステージでの勝算について聞かせてください。

ユービーアイソフトが提案した今回のフォーマットは、DOTA 2のTIと同じで、すべてのチームにとってより公平なものになっています。グループを抜け出す公算は大きいと思っていますが、さっきも言ったようにサプライズも有り得るでしょう。

インビテーショナルでの目標と、それを達成する自信はどのくらいありますか?

シックスインビテーショナルでの目標はもちろん優勝です。こう言うとかえって裏目に出そうですが、私たちには頂点に立てる力はあると思っています。

ファンやライバルチームに向けて、何か言いたいことはありますか?

応援してくれる皆さんに感謝するとともに、すべてのチームがフランス(世界最高の国!)で良い試合をし、楽しい時間を過ごせることを祈っています。

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パリでのBDS Esportの最初の相手はFURIA Esports。日本時間5月11日午後10時30分からスタートします。