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Fnaticが戦略コーチとしてCrapelleと契約

3ヵ月近くにおよんだ人材探しの結果、Rogueの前コーチCrapelleが次季APACに参加する強豪チームに戦略コーチとして加入

Fnaticが戦略コーチとしてCrapelleと契約
This article is translated. Read the original: Fnatic Signs Crapelle as Strategic Coach

2月末より掲載されていた求人募集の結果、FnaticはRogueの前コーチであるLaurent "Crapelle" Patriarcheを、チームの戦略コーチとする契約を交わした。しかしコロナウイルス騒動もあり、物理的に安全な状態でチームと合流できるようになるまではリモートワークとなる見込みだ。

求人広告の一部から読み取るに、彼は次季の各試合に向けてヘッドコーチのJayden "Dizzle" Saundersと選手たちを、主客両面からの分析でもってサポートし、「シージ競技シーン全体のタイトルやトレンド」を独占するつもりだろう。

Crapelleとの契約はどれだけ重要な意味を持つのか。DizzleコーチがFnaticのサイトに掲載した書簡によると、彼は自分の仕事の穴埋めをしてしてくれる誰かが必要だったと強調していた。

チームを拡大させていく上で、戦略コーチを迎え入れることが何よりも必要だと思っています。「コーチ」でも「ヘッドコーチ」でもなく「戦略コーチ」と称している理由ですが、この界隈には、専門教育も実習も受けておらず、コーチとしての明確な資格も、あるいは質の高いリーダーシップもないのにチームの「コーチング」や「リーディング」の仕事をしている方が何人もいるからです。

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Laurentと私なら互いのスキルを非常にうまく補い合うことができると思います。私はこのゲームについてしっかりとした知識を持っているという自負がありますが、一方で彼は私よりもずっと巧みに、ゲームの詳細なデータを収集し、整理し、提供するために方途を尽くしてくれるからです。私にも多少はこうしたことはできますが、自分は別の部分に注力していきたいのです。僭越ながら、私はヘッドコーチとしてチームに残ります。私はどこにも行くつもりはありませんが、妥協点の一つとして、新しいサポートスタッフを迎え入れ、彼らにある程度の裁量権を与えることがチームの成長のためには必要であると考えています。

第2のコーチ、またはアナリストを雇うというのはG2 Esportsがその主な草分け役として知られているが、今回の動きによって、Fnaticはチームの長期計画を最新のものにした。ここにFnaticは、APAC常勝チームの座から、世界トップレベルの挑戦者としての立ち位置を明確にした。とはいえ、このチームはSix Masters 2020には参加していないため、Riley "Stigs" Millsを加えた新ロースターがいつお披露目となるかは定かではない。

シーズン11プロリーグのFnaticのシーズン全体の統計

プロリーグ・シーズン11では、Fnaticはオーストラリア・ニュージーランド地域(ANZ)を首位で終え、その前にはシックスインビテーショナル2020で同率5位という成績を残している。Jake "Virtue" GrannanはG2に移籍してしまったので、StigsとCrapelleを加えた新チームが一つになるには多少の時間がかかるだろうが、APACをほとんど完全に支配していたその強さは今後も継続し、また世界でもより良い結果を出していくことだろう。

Crapelleは掲載文で、Fnaticで仕事をすることがどんなに喜びかをつづっている。

私としては、今よりももっと成長してチームに貢献できると感じていますし、Dizzleと一緒に働くことでコーチング能力もさらに進歩させられると思うと、個人的にも本当にありがたい機会をいただけたなと思っています。

ベルギー出身のCrapelleはMilleniumのアナリストとして2017年の9月に競技シーンデビューを飾った。これはプロリーグ・シーズン6がスタートする直前のことだった。チームに強い忠誠を示していた彼はつい数週間前までそこにとどまっていたが、このチームにはもったいないとまで言われていた。チームでは誇るべき仕事をした彼だが、プロリーグやメジャーなどの王者決定戦では一度も栄冠を故郷に持ち帰ることができなかった。

DreamHack Austin 2018で優勝したときのMilleniumのロースター。Crapelleがチームコーチだった (Photo: DreamHack)

Milleniumはシーズン6ファイナルには出られなかったが、シーズン7ファイナルでは準決勝へと進出。そこで大会優勝者となるTeam Liquidに敗れている。とはいえMilleniumは同時期、6Cup 2017で準優勝、Gamers Assembly 2018でも準優勝と銀冠を2つ獲得することに成功している。

さらに喜ばしいことに、それらの直後にはDreamHack Austin 2018でEvil Geniusesを倒してトロフィー獲得。Coupe de France 2018では4位入賞だった。DreamHack Valencia 2018とシックスメジャー・パリでは、G2 Esportsのロースターを前に、いずれもプレイオフ準々決勝で倒れている。それでもMilleniumとCrapelleは再起し、DreamHack Montreal 2018で3位入賞、6Cup 2018では優勝を果たした。

LeStream Esportの旗下で出場したDreamHack Winterは失意に終わり、続くシックス・インビテーショナル2019でも、1勝も上げられないまま大会を後にするというさんざんな結果だった。だが現在の成功まではあと一歩というところだった。TopAchat Cup #1とGamers Assembly 2019で優勝、続くEUプロリーグ・シーズン9でも2位に終わった。プロリーグ・ファイナルでは第1ラウンドで敗退するも、Allied Esports MinorとDreamHack Valencia 2019ではグランドファイナルまで進出している。

Crapelleと旧Giants Gamingのロースター。6French League 2019優勝時

シックスメジャー・ローリーではまたしてもプレイオフまで進出を果たすも、パリのときのように準々決勝で消え去ってしまい、続くプロリーグ・シーズン10ファイナルでも同様だった。とはいえその一方で元Giants Gamingのロースターは、6French League 2019で強烈な支配力を発揮して優勝している。

2020年のシックス・インビテーショナルでも、またしても1勝も上げられずにチームは敗退。現在はRogueとなったチームのロースターとしてのCrapelleの時も、EUプロリーグで初めて首位を飾ったところで終わりを迎えた。

そして今、CrapelleはGiants Gamingを離れ、Fnaticの序列2番目のコーチとして就任した。このオーストラリアチームはロースターは以下の通りだ。

 Etienne "Magnet" Rousseau
 Jason "Lusty" Chen
 Tex "Tex" Thompson
 Patrick "MentalistC" Fan
 Riley "Stigs" Mills
 Matthew "Acez" McHenry
 Jayden "Dizzle" Saunders (Head Coach)
 Laurent "Crapelle" Patriarche (Strategic Coach)