Risze「今年は『死の組』があるとは思っていません」

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「インビテーショナル・インサイト」シリーズ第5回は、Rogueのキャプテンriszeから、シックス・インビテーショナル2020に向けたチームの準備について聞かせてもらった。

This article is translated. You can find the original here: Risze: "I don't think there is a group of death this year"

北米で長い歴史を築いた後、企業としてのRogueは今年の初頭にリージョンを超え、Giants Gamingのロースターだったヨーロッパ人選手たちを獲得した。彼らはこれまでEUでも指折りのチームであり続けているが、世界の舞台ではそのパフォーマンスを発揮できていない。

パリ・メジャーの後にロースターの中核メンバーが初めて集結し、以来このチームはDreamHack Montreal 2018で3位、Allied MinorとDreamHack Valencia 2019で準優勝、そしてローリー・メジャーでベスト8など、幾つかの素場らしい結果を残してきた。しかし批評家筋からは、昨年のインビテーショナルやシーズン9、そしてシーズン10ファイナルでは、早々に姿を消してしまったことを指摘され続けている。おかげでこのロースターは、大会に出るといの一番に消えてしまうチームなどという称号が付与されている。選手たちは先月、Léo "Alphama" RobineをJan "ripz" Huckeと交代し、そんな評価を変えようとしているところだ。

Rogueの新ロースター。左からrisze、AceeZ、korey、ripz、Hicks (Photo: Rogue)

今回の変更によって、フランス国内では3回連続でチャンピオンとなったチームは、今やドイツ人が多数派となった。そして何より重要なことに、Rogueはプロリーグでは4勝3分と、未だ一戦も落としていない。G2 EsportsからCrynが去った今、シックス・インビテーショナルにおけるドイツの希望は偏にRogueの双肩にかかっている。しかしripzを加えても、現在のプロリーグ・チャンピオンであるNa'Viや、DreamHack Montrealの優勝チームTeam SoloMid、そして当代の「チームUSA」ことSpacestation Gamingがいるグループで、無敗街道を突き進んで突破するのは容易ではないと心得ているはずだ。

そこでSiegeGGはキャプテンのValentin “risze” Liradelfoにインタビューを試み、お粗末な結果に終わった過去の数多の大会を経て、チームはいかにして栄冠を掴むか、話を聞かせてもらった。

プロリーグでは引き分けも数回あって若干つまづいているにせよ、皆さんのチームはシックス・インビテーショナルに向けて万事快調と見受けられます。Alphamaをripzに変えたことで、チームにどのような変革が起きたでしょうか。

大部分はコミュニケーションと、指示の出しやすさです。Ripzは物静かな選手で、整然とした的確な情報をくれるので、Hicksが他のメンバーに指示を出す際には以前よりもコミュニケーション面で余裕が生まれました。

彼はまた防衛における強力なアンカーであり、不利に進んだラウンドでも競り勝ってくれます。そして何よりクールですし、一緒に仕事がしやすいやつなんです。

Giants GamingからRogueへの移籍はどんな感じでしたか?

正直に言わせてもらうと、ひどいものでした。Giantsの人たちは、具体的なオファーが来る前からRogueの関心が僕たちに向けられているのを怖がっていて、僕たちの諸権利が取られるのを絶対に阻もうとあらゆることをしてきたんです。チャレンジャー・リーグのメンバーを引っ張ってきて、僕たちと挿げ替えようとしたこともありました。(彼らはプロチームの出場資格が、企業にではなく選手にあることを知らなかったんです。)おかげで何度も話し合いをすることになって、必要な手続きが遅れてしまいました。

Rogueで僕たちを迎えてくれたのは素場らしいコミュニティの人たちで、実際に英語で喋ったり、僕たちを応援してくれました。(Giantsではこういうことはなかったですね。)まるで自宅のような居心地の良さで、それ以上にRogueのユニフォームを着て、ファンのみんなに僕たちの姿を見てもらえるのが嬉しいんです。

皆さんは昨年、強豪Aerowolf(現Giants Gaming)のロースターから驚愕の番狂わせを食らいました。あの試合では何が悪かったのか、またあの試合から何を学んだのでしょうか?

現在のGiants Gaming のロースター(前Aerowolf)は、Rogueの新ロースター(前Giants Gaming)を倒した

単に彼らは僕らよりも多くの準備をしていたんです。向こうは3週間かけてあの試合に取り組んでいた。一方で僕たちはトーナメント全体を見据えたプレイングに注力したかったんです。Bo3の準備はいつも、対戦相手が予想通りのことをしてきて、こっちの思い通りになるか、それとも(ミラノでのFaZe戦のように)そうはならずに劣勢に立たされるかといった具合に、入念にする必要があるんです。重要なラウンドをいくつか落とし、彼らはそこから優位に立つことができました。

それと、TeamSpeakがらみの技術的なトラブルにも見舞われていました。ESLが試合前にそれを治せなかったせいで、試合全体を通してお互いの声がほとんど聞き取れず、受け容れがたい状況下でのプレイを強いられていたんです。現在私たちは、これまでの大会とはまるで異なるやり方でシックス・インビテーショナルの準備をしているところで、これが日本で被ったような手厳しい痛手を回避する鍵になると思っています。

皆さんのチームにとって、オフラインで勝ち続けられないのはちょっとした悩みの種になっています。こうした悩みは解消したという自信はありますか?

自分たちを、オフラインで勝ち抜けないチームだとは思っていません。そうやって言うのが好きな人がたくさんいるのは知っていますが、数回のBo3で敗れたくらいでは、「やっぱりオフラインだから」なんて言えないことを、彼らは分かってないんです。僕たちは全員が経験豊富な選手で、今のチームに集まるまで、それぞれ異なるチームでたくさんのオフライン戦をプレイしています。結論としては、解消することは何もないという自信があります。

皆さんのグループを「死の組」と呼ぶ人は大勢います。この評価には賛成ですか?

その人がどこのチームを応援しているか次第でどうとでも変わることです。僕たちはそんな風に感じてませんし、厳しいグループではありますが、今年は「死の組」があるとは思っていません。

グループ抽選の仕方について多くの声が寄せられています。皆さんのチームとしては、今回は理解できる範疇でしょうか?

グループ間でレベルに格差があったり、リージョン間の多様性に乏しかったりするのを嘆くことはできるでしょうね。でも結局のところ、グループでどのチームと鉢合わせるかは問題ではありません。目標はいつも同じ、全勝優勝あるのみです。

プレイオフがダブル・イリミネーションであることで、大会の盛り上がりがどう変化すると思いますか。またグランド・ファイナルで1マップ分のアドバンテージが付与されることについては?

おかげで試合数が増えて、試合運びが悪かったり天敵に負けたりしても二度目のチャンスがもらえます。1マップ分のアドバンテージというのは、とてもオーソドックスながら、ウィナーズ・ブラケットを制覇してきたチームには正当なものだと思います。

ファンに向けて、他に言っておきたいことはありますか?

We love you #RogueNation

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初戦でRogueはTeam SoloMidと対戦する。その後は、Spacestation Gaming かNatus Vincereとの試合が予定されている。「インビテーショナル・インサイト」シリーズや、今大会の報道全般については、引き続きSiegeGGをチェックしに来てくれ。