Cyclops Athlete Gaming (CAG) という名前は長くて言いにくい感じがするものの、彼らのことを見下していると、「さ、い、く、ろ、ぷ……?」と言っている間に踏み潰される羽目になる。
シックスメジャー・ローリーのAPAC最終予選では、CAGの存在は警戒こそされていたが、ローリーへの出場枠からは遠いチームと目されていた。最初に対戦したのはAerowolf。競技シーンでもトップクラスの力を取り戻したこのチームに対して、CAGのことを信じていたのは日本のキャスター陣だけだった。しかしCAGはこのAerowolfを倒しただけでなく、オーストラリアの有力チームである0RGL3SSさえも一掃してしまった。
このチームがプロリーグで初めて名乗りを挙げたのはシーズン9。そのとき彼らは野良連合に2-0と、圧倒的な実力を見せつけて勝利し、APACファイナルズに出場の可能性があった他の3チームを飛び越えていった。チャンピオンとなるFnaticに敗れはしたが、それも彼らにとって必要な経験だったことは明らかだ。
シージ部門が解散したSengoku Gaming Extasyから、“SuzuC”ことナカジマ・タクマと、“gatorada”ことニシダ・ヒデキに加入してもらえたのはチームにとって好都合だった。SuzuCは世界規模の大会に二度、gatoradaもAPACのオフライン大会に数回出場している。非常に経験豊かなこの両名によって、CAGは長くトップの座に居座り続けるために必要な一貫性を確立することができた。
そして今、プロリーグ・シーズン10では野良連合から4ポイント差をつけて首位を独走したままローリーへと向かう。SiegeGGはキャプテンの“Shokei”ことシオツカ・ショウマ選手にインタビューをし、この夢のようなチームについてさらに知るべく話を聞かせてもらった。
皆さんは世界規模の大会の経験が乏しく、SuzuC選手がシックス・インビテーショナル2018やシーズン6ファイナルズに出ていたくらいです。彼からのアドバイスはどれほどの価値を持つでしょうか?
SuzuCは元々居た、戦国ゲーミングからの考え方であったり、今までの経験を生かして、CAGにより良いパフォーマンスを与えてくれます。今ある、戦術の幅の広さも、彼が居てこそです。
XQQさんの存在は皆さんのパフォーマンスにどんな影響を与えていますか?
XQQ自体、FPSのレジェンドであり、私達に数多くの知識や改善点を教えてくれます。自分らのプレイヤー視点からじゃ、分からない事も的確に教えてくれます。
チームとして前目にプレイしたり、一気に攻勢をかけたり、逆に引いて時間を稼いだりするタイミングなどはどうやって見計らっているのでしょうか?
各自の判断を聞いて、合わせています。私達はIGLというものをほとんど、5人みんながその時その時にしています。それが活きています。
CYCLOPSはこれまでのメジャー大会で最も若いチームですが、費やしてきた時間が他のチームより少ないとも言えます。これをどう補っていきますか?
Majorに出るチーム内だと少ないかと思います。私達は時間が短い中だからこそ、集中して、効率よく行っています。
どのリージョンの選手でも構いません。1vs5のシチュエーションで戦ってみたい選手を一人あげてください。
JoyStiCK (EUのTeam Empire)。
ニトロセルやフラググレネードによるキル以上に、自分のキルに満足するのはどんなときでしょうか?
クラッチを決めた時。
ファンの方々に向かって、他に何か言っておきたいことはありますか?
初めての世界大会、良い結果を残せるように頑張ります!
---
シックスメジャー・ローリー2019は8月12日から18日にかけて催され、Cyclops Athlete GamingはG2 Esports、Rogue、 Team Secretといった、この惑星でも最強のチームたちと共にグループBに組み込まれている。途轍もなくタフな展開が予想されるこのグループで、目指すはまず一勝だ。
SiegeGG is supported by its audience. When you purchase through links on our site, we may earn an affiliate commission. Learn more about how readers support SiegeGG.